ノイズまじりの声と共に明日の雲行きを伝える黒い物体のスイッチを切り 私は丘を駆け下りた
沈む黄昏時の夕陽が、半透明な雲をオレンジ色に染めて地平線の彼方へと呑み込まれていく
明日はアイツに会える 私は心の奥底で想いを膨らません 止めておいた自転車にまたがり 勢い良くこぎだした
気持ちが膨らむ事に自転車のスピードも上がる 半分沈みかけた夕陽は私をオレンジ染めて 夜の闇を空に返して消えていく
途中で自転車を止め 空を見上げると無数の星と、くっきりと夜の闇に浮かび上がる満月が私の目に映る
「明日はお弁当を作らなくては・・・」